安田記念の前に

必ず行くところがある

東京競馬場パドックの片隅のおじさんの胸像だ

先日のダービー当日の写真にはお供え物があった

おじさんは日本中央競馬会初代理事長の安田伊左衛門さんだ

安田さんは日本競馬の父と呼ばれて、

安田記念は安田さんの業績をたたえて創設された。

胸像の裏側に回って銘文を読んでみよう

達筆でほとんど読めない、そこで写メして時間かけて

読んでみた、最後の1文字が何て読むのか分からなかったが

以下のような内容だ

安田さんは　わが競馬界乃父です　心から馬を愛志た人です　
日本の近代競馬が　幼稚な黎明期から今日の隆盛を見るまで
四十余年　その発達と正しい社會輿論の醸成に　生涯一貫
努力されて来た功ハ　競馬史上　特筆されてよいこととおもひます

　競馬翁　と人の云ふ氏への愛称も　
まことに　翁の人格と偉大な業績にたいする
自然な尊敬と感謝乃あらはれでハありますまいか

　こゝに　競馬翁安田さんの徳を慕ひ　風を愛する人たちが相寄って
翁の芳齢八十を賀し　一胸像を記念して　この先輩乃風雪の業を頌へ
余薫また将来の励みにもしようといふ

　翁よ
春秋の緑地に楽しむ大衆と　年々の馬苑に競ふ若駒の生々たる中に
永々平和なる微笑を湛へ給へ
　　　　
昭和二十六年沈春　　　　　英治生(顕?)

以上ですが、最後の文字は何て読むのか誰か教えて欲しい

この銘文を書いた人は、私の憶測では吉川英治さんではないか

その憶測の根拠は

吉川英治の親友に菊池寛(馬主)
吉川英治は昭和14年から昭和31年まで馬主
所有馬ケゴン昭和30年第15回皐月賞を優勝

この銘文を書いた人も教えて欲しい

今週は安田記念、東京競馬場に行ったらお参りしよう