競馬展開断層学

 

仮説:展開図の中央部の断層幅が広いと先行勢が有利になる

展開図の右側は先行勢、左側は追い込み勢

中央部の斜線で示したエリアに馬群が無い場合、展開の断層と定義する

検証:中央競馬過去2万レースの展開図のデータを使用

1レース単位で偏差値50の中央値を基準にして

50超を先行勢

50以下を追込勢

とする

断層の幅:先行勢の一番低い馬の偏差値から追込勢の1番高い馬の偏差値を引いた差とする

検証方法:断層の幅0.1偏差値単位でレース単位で先行勢か追込勢が1着になったかどうかを集計する。

 

検証結果グラフ:横軸に断層幅、縦軸に先行勢の勝率で表示。先行勢と追込勢がイーブンなら50%になるグラフである。

 

考察:断層幅が小さいと、先行勢の勝率は50%以下になり、幅が大きくなる程、勝率が60%を超えるまで上がるが、ある点から勝率の分布の幅が大きくなり拡散している事がグラフから読み取れる。おそらく、幅が大きくなりすぎると乱ペースになりやすい。幅が小さいと展開の予測が分かりやすいと思われる。